滋賀医科大学精神医学講座


日本の伝統文化である茶の湯の中には、精神療法のヒントがたくさん隠されています。当講座では、官休庵武者小路千家の藤村道代准教授をお招きして茶の湯が与える精神に対する様々な効果を探っています。 以下は研究の抜粋ですが、茶の湯について、詳しくお知りになりたい方はリンク先へどうぞ。(バナーあります)

<研究抜粋>
 茶の湯は、日本の伝統文化として海外にも広く認められ、提唱される「不完全の美」は日本人のメンタリティの一面を象徴しています。茶の湯は花鳥風月の力をかり、その空間と点前を通じて訪れるものを受け入れもてなす饗応芸術です。茶室の中は、静かな佇まいで、薄灯りの空間に炭のいこる音、湯の沸く音だけが響きます。ほのかに焚かれた香はやさしく嗅覚を刺激し、ひっそりと生けられた花には露が光ります。全てが非日常の世界です。

 そんな非日常空間には、現実に囚われすぎる心を解き放ち、リラックスして自己受容を促す効果があり、歴史を通じて心を癒す場として機能してきました。現在でもその機能は生きています。礼儀作法の習得のみが語られ、堅苦しいイメージを受けやすい茶の湯ですが、そこにはリラックスして自分を見つめ直し、完全を求める事無く不完全な自己を、他者を受け入れ、精神を健康にする働きがあります。特に講座では、点前や型にこだわらず、正座の強要もなく、茶の湯が全くの未経験の方にも無理のないプログラムも用意し、ただ、リラックスしてお茶室に座り、光、音、香り、手触り、味そして、季節や時の移ろいを感じてもらうことに重点をおいています。

 生徒さんの中には、数回の茶の湯体験で「不安や焦燥感が消えた、頭痛、睡眠障害、食欲不振、抑うつ症状が緩和した」というお話を伺うことが多くあり、茶の湯の体験によって精神状態が変化することに気づき、セラピーとしての側面からその有効性を客観的に知りたいと感じました。自律神経症状の改善は精神状態の改善のよい指標とされているため、この研究では心身の調和を生理学的・心理学的評価、生理活性物質(クロモグラニンA)測定を用いた生物学的尺度からの評価を行っています。

 


日時:2012年4月26日18:00~20:00
場所:ホテルボストンプラザ草津「リンカーンボールルームS]
講師:糸川昌成先生、下田和孝先生(医大3期生)
参加費1000円(医師のみ)、情報交換会あり。

 


滋賀医大のクロザリル使用認定機関登録を受け、地域の医療機関との情報提供と情報交換を行います。
日時:2012年4月14日(土)17:00-18:30 座長山田
場所:大津プリンスホテル2階比良
参加:県内の精神科医師、当日自由参加

 


「カルニチン欠乏と高アンモニア血症」座長高橋
日時:2012年4月12日(木)18:30-19:30
場所:臨床講義室1
参加:全職員・全学生、当日自由参加(申し込み不要)

 


今年は3人の入局者を迎えることができました。そのうちの一人、眞田先生は入局初日からモーズレー病院に旅立っています。その活躍はブログで追跡できます。http://blog.livedoor.jp/rikusanada/